満点キラー問題を粉砕!「鏡もの」完全攻略!

こんにちは、水無月です!

 

皆さん、四鏡と呼ばれる

作品たちをご存知でしょうか。

全部答えられますか?

 

こうした文学史事項は、

数年に一度共通テスト

出題されるだけでなく、

 

難関私立文系では

ほぼ必須の知識です。

 

四鏡」は歴史物なので、

成立年代と、

作中に書かれている時代

両方問われます。

 

共通テストなら、

一問5〜7点

私大二次では

2〜4点

 

入試は1点の勝負。

ましてや2点、

5点の問題は

 

取れたら一気に

順位が上がる

落としたら

順位が下がります。

 

覚えれば

正解できただろう問題を

みすみす落とすなんて

悲しいですよね。

 

 

 

 

知識問題は、

覚えたもの勝ち。

そのために、

一緒に学びましょう!

 

では、

成立年代順に紹介します!

 

四鏡」①「大鏡

成立したのは

白河上皇院政期。

作者は不詳



第55代文徳天皇から

第68代後一条天皇までの

時代を描いており、

 

大宅世継夏山繁樹という

百数十歳のおじいさんに

若侍が話を聞く、という

形式で書かれています。



また、この作品は

紀伝体で書かれている

ことが特徴。

 

紀伝体とは、

王族・貴族など

一人一人の生涯を

順に記す方法です。



藤原道長

栄華を極めていく様子も

詳しく記されています。

 

四鏡②「今鏡

作者は不詳ですが、

藤原為経という人が

有力だと言われます。

 

記されている時代は、

第68代後一条天皇から

第80代高倉天皇まで。

 

「今」ということから

高倉天皇の在位中、

1170年頃に成立したと

考えられます。

 

リアルタイムの

レポートですね!

 

紫式部に仕えていた

老女から聞いた話」という

ていで書かれています。



そのためか、政治よりも

儀式学問に関することが

多く記されています。

 

仮名文字が多いことも

特徴です。

 

四鏡③「水鏡

成立したのは3番目ですが、

扱われている時代は

最も古く、

 

初代神武天皇から

第54代仁明天皇まで。

神武天皇です





史実よりも伝説が多く、

別の書籍から引用した

内容が多いので、

重要度は高くありません。

 

四鏡④「増鏡

成立したのは南北朝時代

 

扱われている時代は、

第82代後鳥羽天皇即位から

第96代後醍醐天皇

まで。

 

もっと言うと、

後醍醐天皇による

建武の新政の手前までです。

後醍醐天皇のイメージ

最後の方では、

鎌倉幕府滅亡についても

書かれており、足利尊氏

新田義貞も登場します。

 

以上が、

四鏡文学史事項です!

 

ここまで読んだら、

 

例によって

で書かれている

重要単語を赤シートで

隠して復習しましょう!

 

最後までお読み下さり

ありがとうございました!