分かると現代語訳のクオリティが爆上がり!掛詞!

こんにちは、水無月です!

 

和歌を現代語訳する上で

壁になってくる掛詞

 

「和歌の現代語訳、

いつも点が取れない…」

「なんか減点されてる」

 

もしかしたら、「掛詞」

知識不足かも。

 

実は、主要なものを覚えて

訳の形を身につけると

びっくりするほど

楽になります!

 

おまけに点数も上がって

一石二鳥です!

 

では、

早速ご紹介していきます!

 

1.掛詞とは

そもそも掛詞とは,、

一つの言葉に、同じ読みの

違う言葉を二つ込めるもの。

まあ要するにだじゃr…

ではなく、

「うまいこと言ってる」

というものです。

 

有名なものでは、

 

待つ

踏み

飽き

逢ふ日などです。

 

2.見分け方

ぱっと見で見つけるのは

難しいですが、

掛詞は、大抵の場合

平仮名で書かれます。

 

例えば「生野」と

漢字で書けるのに

「いく野」と書かれている場合は

 

地名の生野行く

が掛詞になっている

可能性が高いです。

 

ちなみに、他にも

明かし明石

憂し「宇治」など

 

地名は掛詞に

なることが多いので

注目してみましょう!

 

3.訳し方

一つの言葉に二つの意味が

あるので、その2つの意味を

両方訳出したいところ。

 

掛詞といえば!この和歌で

解説していきます

 

大江山 いく野の道も

遠ければ まだふみも見ず

天橋立

 

この和歌は、

百人一首にも載っていて

和泉式部の娘・小式部内侍

詠んだものです。

 

生野行く

踏み

掛詞になっています。

 

この2つのダブルミーニング

ふまえると、

 

大江山を越えて生野を通り

丹後へ行く道は遠いので

母からの手紙も見ておらず

天橋立の地も踏んでいない」



となります!

 

生野」と「行く」、

」=手紙、「踏み」という

二つの意味を抑えて

訳しつつ、

 

日本語として

自然な文章になるように

整えましょう。

 

そう、やることは単純です。

「掛詞だから」と

身構える必要はなく、

基本に忠実に!

 

この記事を読んだらまず

和歌を読むときに

 

平仮名地名

に着目すること!

 

それだけでグッと

和歌を訳しやすくなります!

 

最後まで読んでくださり、

ありがとうございました!