今更聞けない「平家物語」!日本史の勉強にも最適?!

こんにちは、水無月です!

 

古文の物語の中で、

源氏物語と並び立つ

平家物語

 

昨年Netflix

アニメ化されましたね!

 

それもあって、

今再び脚光を

浴びてきています!

 

もう

日本の1古典作品ではなく

 

世界的にも知名度

上がったと言って

良いでしょう。

 

それなのに、「原産地」の

日本人が平家物語について

よく知らない…

 

というのは

恥ずかしいですし、

勿体ないですよね。

 

せっかくの機会ですから、

平家物語について

詳しくなって、

トレンドに乗りましょう!

 

では、

その内容はご存知ですか?

 

源氏物語

「貴族の慣習・精神

を学ぶフィクション」

だとしたら、

 

平家物語

「平安末期の政治情勢を

分かりやすく描いた教科書」

だと思います!

 

もちろん、

あくまで物語ですから

鵜呑みにしないように

注意も必要です。

 

平家物語の基本事項を

覚えたら、

日本史の高得点も

夢じゃないかも!



文学史事項としても

成立年代や内容を

問われることがあります

 

「覚えたら解ける」問題で

失点したくないですよね。

 

では、紹介していきます!

 

1.DATA

成立年代

鎌倉時代中期(1240年頃)

 

ジャンル

軍記物語

 

作者は不詳

 

2.内容

源平の争乱と、

平氏滅亡を描く。



特徴

盛者必衰(※)」無常観

 

※どんなに栄えた者も

いずれ必ず滅びる

ということ。

 

その他

琵琶法師たちによって

語られた。

そのため、

文章にリズムがある

 

祇園精舎の鐘の声、

諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色

盛者必衰の理をあらはす」 

 

という書き出しは

有名ですね!

 

2.あらすじ

始めは貴族の番犬に

すぎなかった武士

 

しかし、

平清盛太政大臣になり

平清盛です

藤原氏のように

娘を天皇の后にし、その子を

天皇にすることで

 

権力を握っていきました。

その状況に危機感を

覚えた貴族や皇族が

源氏と共に「打倒平家」を志し、

 

ヒーロー源義経

活躍によって滅亡する

というあらすじです。

源義経(牛若丸)



3.有名なエピソード

扇の的の話

平家側の船から女性が

扇の的を示し、それを

源氏の武将・那須与一

射貫く話。



木曽殿最期

頼朝のいとこである、

源(木曽)義仲

討ち死にする場面。

 

愛妾の女武者・巴御前との

別れのシーンが印象的です。

美しく強い女武者・巴御前



③先帝入水

壇ノ浦の戦いで、

清盛の娘・徳子の子である

安徳天皇が祖母である平時子

に抱えられて入水する場面。

 

当時8歳の安徳天皇

「私をどこに連れて行くの?」

と聞き、

 

時子二位の尼)が

「波の下にも都はございます」

と答えて入水するシーンは

なんとも哀しいです。

二位の尼(イメージ)



おごれる者も久しからず

の一節が有名すぎて

平家に批判的な作品だ

という意見もありますが、

 

平家、特に

清盛の息子・孫たちに対して

同情的な書きぶり

しているところも多いです。

 

清盛も、情に厚い面が

描かれています。

 

これが平家物語

概要です!

 

ここまで読んだら、

赤文字で書かれている

重要単語を

赤シートで隠して

 

今すぐ復習しましょう!

最後までお読み下さり

ありがとうございました!