文章題で超超重要な古文の人物用語。これなくして読解はない!

こんにちは、水無月です!

 

古文の挫折ポイントとして

上げられるのが、

 

「これって人なの?」

「誰なの?」

となることです。

 

よく分からないまま

突っ込んでいませんか?

 

それだと、

せっかく知識を付けても

全く生かせず

勿体ないです😨

 

今回は、超超重要な

「古文の人物用語」

取り上げます。

 

①北の方・上・御台

貴族の妻は

と呼ばれます。

源氏物語

「紫の上」「葵の上」など

が良い例ですね!

 

ただ、「上」は天皇

を指すこともあります。

 

どちらか分からないときは、

場面・文脈・性別など

を考えるのと、

 

複数の人が

列挙されている場合は

その順番にも

注目しましょう。

 

どういうことかというと、

「殿、上など」

と書いてあった場合、

 

この「上」は「殿」

よりも身分が下です。

 

天皇なら、誰よりも

身分が高いので、

この文脈では

あり得ませんよね。

 

「面倒だ…」という声が

聞こえそうですが、

 

その都度考えないと

結局人物把握ができずに

詰むので、

急がば回れですよ。

 

そして、貴族の正妻を

北の方と言います。

 

なぜ「」なのかというと、

通常、貴族の正妻は

 

屋敷の北の対という

建物に住んで、

夫と同居するからです。

 

鎌倉時代あたりになると、

御台」「御台所という

呼び方も出てきます。

 

 

これは頼朝が亡くなってからの政子です

有名な北条政子(上図)も、

頼朝が生きているときは

文献の中で御台」「御台所

と呼ばれています。

 

③公達・君達

二種類の表記がありますが

どちらも読みはきんだち

 

男女問わず、

貴族の子どもを指します

男女区別する場合は、

男子は若君

女子は姫君

と呼びます。

 

男の子も女の子も

小さい頃は母方の家

育てられます。

 

男子は

成人式元服を済ませると、

結婚して

別の家を建てるか、

 

宮中に曹司(ぞうし。部屋)

をもらって、

宮中にお仕えに出ます。



 

女子は

成人式裳着の後

 

天皇の妻になる入内か、

女房として出仕するか、

貴族の妻になります。

 

貴族の妻になったら、

正妻として

北の対に移り、

夫と同居するか、

 

実家で男性が

通ってくるのを待つ妻問婚

かのどちらかです。

 

③主・殿

その家の

子供たちからは「父」、

妻からは「夫」となる

男性を指します。

後の時代で言うところの

家長ですね。

 

なお、「殿」は

家庭を持っていなくても

貴族の男性一般にも

使われます。

 

「父大臣(おとど)」

「父大納言(だいなごん)」と、

役職名を付けることも

あります。

 

いかがでしたか?

 

例によって

重要ワードを

で書いているので、

 

ここまで読んだら

赤シートで隠して

復習しましょう!!

 

最後までお読み下さり

ありがとうございました!