「そうはならんやろ」解消!平安時代の恋愛を理解すれば読解も怖くない
こんにちは、水無月です!
今回は、
「平安貴族の恋愛・結婚」を
解説していきます!
古文を読んでいて、
「そうはならんやろ」
「意味がわからない」
となったことはありませんか?
それ、欠けているのは
古典常識かも。
平安時代の恋愛・結婚は、
現代と大きく異なります。
そのため、これを知らずに
古文を読むと、
文章の流れを掴みきれず、
結局「勘で」ということに
なってしまうかも。
古典常識を
一緒に身につけて、
「あ~またこのパターンね」
と自信満々に読解できるように
一緒に学んでいきましょう!
①顔を知らない人に恋?!
昔の女性は、
恋愛関係になるまで
男性に顔を見せません。
じゃあどうやって
恋に落ちるのか?
垣間見=のぞき見で
見た姿や、
噂・評判を手がかりに
女性に言い寄るのです。
②ラブレターは三十一文字
男性は、
①で興味を持った女性に
恋文として和歌を送ります。
ここでこなれた事が
言える男性がモテるわけです。
相手の女性は、「良いかも」
と思ったら
それに返歌をします。
ただ、女性の実家が
名門である場合、
親が男性の身元を
チェックすることも。
その場合は、
いきなり本人に返事を
させるのではなく、
親が代わりに
和歌を詠みます。
③妻問婚
この言葉は
聞いたことがあるかも。
平安時代の結婚は
婚姻届がないので、
男性が女性の家に
会いに行くことで、
結婚生活が
成り立っていました。
また、一夫多妻なので
男性は複数の女性に
会いに行きます。
女性は待つことしかできず、
その辛さを詠んだ和歌も
多く残っています。
④3日通えば正式な夫婦
結婚が成立するためには、
雨の日も風の日も
男性が女性の元に
3日間連続で通わなくては
なりません。
三日続けて通うと、
所顕(ところあらわし)の儀
を行い、三日夜餅を食べて
夫婦だと認められます。
ちなみに、3年間
男性の訪れがないと
結婚は自然消滅します。
そうなれば、
女性はまた自由に恋愛が
できるようになります。
重要ワードを赤文字で
書いてあるので、
ここまで読んだら
赤シートで隠して
答えてみましょう!
最後までお読み頂き
ありがとうございました!